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☆「老いを愛づる」・・・生命誌からのメッセージを読んで

本・映画

ポカポカ陽気になった春、花粉症で目がショボショボ・・・

私の読書タイムは、細々と続いてます。

kindleでポチッ! 大好きな中村桂子さんの本を読みました。

今日は、その本について、アップしてみます。

人生の素敵な大先輩

初めて中村桂子さんを知ったは、いつの頃だったでしょうか。

NHKの番組を見て、素敵な方だなぁと思っていました。

風貌から、人間の温かみと、知性と、優しさが溢れています。

年齢は、母と同じくらい。人生の大先輩です。

東京大学卒の理学博士 生命誌研究者・・・なんだか、硬そう;

でも、テレビでお見受けした印象は、とても柔らかく、笑顔が素敵な方だな。。。と。

円熟された中村さんの姿の表紙を見て、どんな風に、老いを愛づられているのか、読んでみたくなりました。

カルチべートと言う言葉

中村さんは、この本の中で、太宰治の小説の引用から、「カルチベート」と言う言葉を紹介されています。

日常生活に直接役立たないような勉強こそ、人格を完成させるとのこと。覚えることが大事なのではなく、カルチベートされるということ、心を広くもつこと、愛すること。。。

実は、この太宰治の「正義と微笑」を読んだことがありません。

次のkindleポチッは、これで、決まりです!笑

カルチベート・・・耕す、栽培する、(才能など)磨く、(友情など)深めると言う意味があるそうです。

奥が深そうで、素敵な言葉で、惹きつけられます。

いつか、私も「雨の日は、心を耕す」とブログにアップしました。

何も知らずに書いたのですが、カルチベート「耕す」は、奥の深い言葉なのかも。。。

いくつになっても、知ることは喜びに繋がります。

人間は、自然の一部

この本を読んで、深く頷いたところ、それは、「人間は、生き物で自然の一部」であるという箇所。

当たり前のようで、普段は意識していないような気がします。

便利を求めてエネルギーを大量に消費。その結果、温暖化が進み、異常気象が続いている現状。

植物や、動物だって、えらい迷惑ですよね。みんな、地球の仲間。

「自然の循環の中で生きてこその生きものだ」と、忘れていませんかと中村さん。

私自身も、便利な方、便利な方を選んでいることを自覚しています。m(__)m

だから、ホントに反省しなくては。。。。と、改めて・・・本を読んで思いました。

私のブログに登場した人物が、重なり登場

それにしても、この本に登場する有名な人は、私の好きな人たちと重なっています。

中村哲さん、石牟礼道子さん、そして、水俣の漁師、緒方正人さん(「自然界が心配するに人間達のこれから」)

まだ、書いていないのですが、いつか取り上げたかった、まどみちおさん。

不思議だけれど、同じ思いの人に、引き寄せられるのでしょうか。

いつかアップした若松英輔さんの「悲しみの秘儀」の本に登場する人物も、私の好きな方と重なっていました。

これは、不思議なようで、当たり前なのですね。

同じような考え方や生き方を目指していると、自ずと重なるのでしょう。

人生の大先輩、中村桂子さんが老いを愛づるように、私も私なりの老いを愛づっていきたいと思いながら、本を閉じました。

今日も最後まで読んで下さって、有難うございました。では、また。

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