前回、苦手と書いたデジタル読書。
苦手と言いながら、もう何冊も読んでます。目をショボショボさせながら・・・
お昼休みは、休憩室で独り、お弁当を食べます。
窓口業務で人と接することが多く、わずかな自由時間は、一人の時間を楽しんでいます。
その時に、読む本は、できるだけ重いもの(内容も重量も)は避けて、午後の仕事に備えます。
こんな時、スマホでのデジタル読書は、便利です。
最近、読んだ本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった+かきたし」
この本を書いた岸田奈美さんは、笑いのセンスが抜群で、それを文章にできる能力の持ち主。
ページをめくるたび、独りでにやけている私。
ご自身の家族のことを書いた、ちょっぴり切なくも、温かさが伝わる内容でした💓
ドラマ化もされていたようですが、それは、知らなかった。
ドラマをみて、本を買った人たちも多いようです。
岸田さんは神戸の山奥(笑)に住んでいて、文中の会話も、神戸出身の私には、身近に感じました。
中2で父親が心筋梗塞で急逝、遺されたのは、母親とダウン症の弟と岸田さんご本人。
その後、高校時代に母親も倒れて車椅子生活に。
岸田家にいろいろと大きな波が打ち寄せたのは、奈美さんが中高時代。
その時々のエピソードを文章にして、鼻の奥がツーンとするんだけれど、なんだかクスッ。
笑いのセンスあり💮 文章も上手いな・・・・
辛さや悲しみを笑いに変えて、自分を励ますために書かれたという文章。
辛さを笑いに替えるというのも、一つのスキルなのですね。
私も笑うことは大好き。そして、笑わせることも大好きだけど、
人生には、やっぱり、笑いに替えることができない事も起こります。
心の奥の底の底の底に押し込んで、忘れてしまいたいような、それでいて、大事にしまっておきたいような、そんな出来事。
そんな出来事があるのですね。
岸田さんも書けないこと、書いていない事も、あるのかも・・・
そんなことも考えながら、お昼休みの時間は流れました。
奈美さんは、インタビューで答えています。
『私の文章を読んで傷ついた人もたくさんいると思います。』と話され、
温和な温かい家族だけではないし、家族によって傷つく人もたくさんいる。
タイトルに込められたのは、「家族は、選ぶことができる」と言う発想だそうです。
血が繋がっているだけが家族ではなく、自由に家族を選べ、家族だからこうしなければいけないなんて、考えなくてもいい。
そうか…
軽いようで、なかなか、深い本だったのかも。。。。
おかしくも、切ない内容で、ニンマリしながらの読書。
ホッコリしたお昼休みを過ごしたアーモンドでした。
しかし、やっぱり目はショボショボ👀
かなんわぁ~⤵
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