以前、ブログに私の「こころの処方箋」についてつぶやきました。
そう、河合隼雄さんの本で救われた日々のことを。
これからも、ときどき、その中の言葉について、つぶやいてみたいと思います。
良いことずくめにならないような仕組み?
本の中では、色々と「ウーン!」と私をうらなせてくれます。
「さすが、こころの専門家!」と感心します。
今日は、私が日常、感じている言葉「ふたつよいこと、さてないものよ」について、実生活と重ねて、つぶやいてみます。
世の中はよくできていて、良い事ずくめにならないように仕組まれていると河合先生は語ります。
悪い事が続いたり、自分の人生を振り返ってみると、「なんだかなぁ~」と考える人もいると思います。
そんな時、河合先生の言葉に、ちょいと元気がもらえます。
そう。
先生は、「裏を返せば、ふたつ悪い事もそうないことよ。」と私達に教えてくれます。
悪い事がおきても、その裏に、意外と「よいこと」が存在しているかも知れないと。
よく目をこらしてみぃ!と。(←これは、私の代弁 笑)
人生の計画には、ない出来事
この「ふたつよいこと、さてないものよ」の私の実例を挙げてみます。
比較的、早く夫と死別した私。 そう、もうあれから23年が経ちます。
未亡人(なぁんだか不思議な言葉、未だ亡くなってない人。生きてて悪かったね!?(笑))
未亡人歴が23年。
誰が想像したでしょう? こんなに早く未亡人になるなんて!
いつまでも、優しい素敵な夫と、ずっと暮らせると思って結婚したはず。
何か悪い事した?私。
思春期の難しい子育て、経済的な不安、一家の大黒柱、主(あるじ)として、この二本の細腕(実際は太い(笑))で乗り切ってきました。
何でやねん! 何で私やねん! 何か悪いことした?
と思ったことも数知れず。
だけど、ぼやいている時間はない! 頑張って前向くしかない!と必死に生きてきました。
そして、時は流れ、もはや、前期シニア世代に突入!
孤独と自由 布袋さんの言葉どうりの今
突然、話題が変わりますが、今井美樹さん。
とっても素敵な女性ですよね。憧れてしまいます。
彼女が歌う「プライド」は、私の大好きな曲です。
作詞は、旦那様の布袋寅泰氏。
『♪あなたは、私に自由と孤独を教えてくれた人♪』
この歌を聴くたびに、自分と重ねています。
そうなんです。メチャクチャ、孤独を感じる私。
夫婦で旅行をしたり、一緒に買い物をしたり。。。。
私にはできなかったことをしているシニア世代の仲睦まじい夫婦の姿。
うらやましい~!と心が叫びます。いいなぁ~!
けど、また私の心がつぶやきます。
「そやけど、あんた(=私)、メチャクチャ自由やで!何をしても、自分の意のままや!」
何を決めるのも自分が最優先です。相談したい相手も今は亡く。。。。
好きなように進めます。なんて自由なんでしょう。
布袋さん、上手に表現していますよね。
私の夫は、私に「自由と孤独」を教えてくれたのです。
自分以外の他人を、夫婦を、羨ましく思う事、あります。
だって、人間だもの(←相田みつを登場 笑)
そして、最近、私は「自由」をますます、満喫する術に磨きがかかってきました。
なんせ、未亡人歴23年なんですから。 チョウー、ベテランの域
ふたつよいこと、さてないことよ!
自分の実例を挙げながら、そんなことをつぶやいてみました。
「ふたつ悪い事も、そないにないよ」って、あの世で、ニコニコした河合先生がつぶやいてくれているような気がします。
今日も、最後までお付き合い下さって、ありがとうございました。
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