爽やかな秋空。
抜けるような青空に、ぽっかりと浮かぶ白い雲。
大好きな季節が到来! お出かけ日和だぁ! さぁ、行くぞ!
万博記念公園は思い出がいっぱい
晴天の秋空は貴重です。
行先は、コキアとコスモスが見ごろを迎えたとのことで、大阪万博公園に決まりました。
何度も何度も、訪れている公園です。
亡き夫と初めて出会った日の思い出、長男が初めて歩いた公園、紅葉を背景に家族写真を撮影した日本庭園・・・
思い出いっぱいの万博公園です。
いや・・・そもそも中学時代、万博にも何度か訪れました。
大好きな母とともに。
あれから50年以上。。。。。ずいぶん、時が流れました。
そして、同じ場所には、こんなに綺麗な花々が・・・
背中が寂しそうな「太陽の塔」
こんなに何回も何回も訪れているのに、万博公園の象徴、「太陽の塔」は外から眺めるばかりでした。
職場の友人から、「太陽の塔の中、なかなか、良かったですよ!」と教えてもらい、
初めて、訪れました。
万博当時も中には入らずじまい、そして、2018年に再生復活されたとのこと。
中は、「地底の太陽」ゾーンと、「生命の樹」ゾーンがあります。
生命の誕生・40億年前から、現在まで。。。1本の樹で”いのち”の歴史が表現されています。
樹の周りの螺旋階段を、ゆっくりと登りながら「いのち」を時の流れに沿って、感じていきます。
ゆっくり、ゆっくり・・・シニアでも大丈夫👌 息が切れませんでした(笑)
人類は、進歩しているのだろうか?
上方まで来ると、「太陽の手の部分」を覗くことができました。
手の先、未来へ「進歩」と書かれていたのですが・・・
大阪万博開催当時からの未来って。。。「今」もそうだよね。
あの頃の未来に生きている私たち。
ホントに進歩しているのかな?
確かに、今、驚くような世界に生きています。
このブログだって、パソコンをパチパチして文章を作成し、世界に発信できている(←やや大ばあm(__)m)
昭和と大きく変わりました。
で。。。。。私達、進歩している?
確かに生活は進歩したかもしれないけれど、。。。。
進歩したかも知れないけれど、「調和」の部分はどないやねん????
イケイケドンドン・・・の先に・・・色々な問題が。。。
地球の温暖化問題。
今年の夏、日本列島は熱波に襲われましたよね。
「太陽が、太陽が、私を攻撃してくるぅ」・・・そんな印象の夏でした。
水俣病などの公害の問題だって、まだ完全に解決していない。
進歩したけれど。。。進歩したと言えるのかな。。。
そんなこと、今日、太陽の塔の中に入って思ったのです。
岡本太郎氏は、「進歩」に疑問を持っていたとも言われています。
ひょっとして、深い洞察力で、「進歩」というものを見つめていたのかも。
ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ、繰り返される争い。
人間って、人類って、進歩してるのかな?
50年前に、万博を訪れ、未来にワクワクしていた中学生の私。
シニアになった今、太陽の塔を観て、思うのです。
太陽の塔の「現在」を象徴している正面の顔・・・よく見ると、
眉間に皺を寄せながら、「これでいいのか?」と、なんとなく不安げな、不満げな表情に見えるのです。。。
背面にある、過去を象徴した「黒い太陽」も、万博後の50年間の歴史を背負って、とても重そう。
進歩の疲れからか、汗を掻いているようにも見えます。
なんだかなぁ・・・・
晴れ渡った秋の一日。
思い出いっぱいの万博記念公園で、コスモスに癒されたり、太陽の塔を観て、「進歩」について考えたり。。。そんな秋の1日について、つぶやきました。
では、また。
コメントなし