昨日は、学生時代の同級生Mちゃん、Fちゃんと久しぶりの食事会。
魚料理メインのイタリアンのお店で、楽しいひと時を過ごしました。
シニアになっても、友と集うことが、私にとって大事な時間となっています。
こうやって、外に出る・・・・・・でも・・・・・・
人と会って刺激をもらうこと、それができずにひきこもる人もいます。
ひきこもりで悩んだ時
ひとくちに「ひきこもり」と言っても、いろいろな形があるようです。
実は、私も「ひきこもり」で悩んだ時期がありました。
生き辛さを抱えた子供が不登校で悩んだ時期のことは、ブログで、既につぶやきました。
その後、成人になってからも、彼は、数年間、ほぼほぼ、ひきこもり状態だった時期がありました。
たった一人だけ、親友がいて、その彼とは、少し話をしたりすることがあったようです。
家族以外の人と少しでも対人関係があれば、「ひきこもり」とは、呼ばないそうです。
逆に、毎日、外出していても、対人関係が、全くなければ「ひきこもり」となるそうです。(定義は難しい)
と言っても、ほとんど、外に出ることはなく、ほぼほぼ、ひきこもり状態。
親としてどうすべきか、悩みに悩み、本を貪り読んでいました。
(困ったとき、私の読書熱は、突如、ヒートアップします(笑))
ひきこもりの第一人者として有名な精神科医の斎藤環氏の本は、とっても参考になりました。
斎藤氏のオンラインセミナーを受講したこともありました。
今日のブログタイトル「人は、空気のように人間関係を必要とする」の言葉は、斎藤環氏の著書『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』の中の一文です。
その中で、斎藤氏は、「もちろん、人間にはたった一人で、孤独に生きる自由もある」としたうえで、
「人は自己愛なしでは生きられない。自己愛が適切な成長を遂げるためには、他者(自己⇔対象)とのかかわりが欠かせないとも、書かれています。
安心してひきこもれる環境を作ることから
この本で、家族はどうすればよいか、色々と私なりに勉強をしたことがあります。
斎藤さんは、語られます。
まず、親の「上から視線」をやめよと。「親も間違いを犯す存在だ」と・・・
ですよねぇ。
親だって、人間ですから。
親も間違いを犯す存在であり、同時に間違いを改める柔軟性もあるということをしっかりとアピールすること。
ここらへんは、大変、勉強になりました。
親だって、人間として生きてきて、たかだか数十年。まだまだ人生の勉強中やし・・・←と本を読んでアーモンドは思ったものです。
これができるとかなり、本人との関係性は進展するか、少なくとも進展しやすいものになると書かれています。
反省を繰り返しながら、本を読んでいました。
ひきこもる時間が必要だったのかな
数年後、自ら友人との食事会に参加したり、一緒に仕事をしたり。
気が付けば、息子のひきこもり生活は、過去のものになっていました。
どうやら、彼は、ひきこもっている時間に色々と自問自答を繰り返していたような感じです。
たまに、親子で会話をしたとき、私が愚痴ると、彼は、教えてくれるのです。
●過去を悔いず、未来の心配をせず、今を生きる
●人と比べない
●自己理解を深める。
最近は、私の愚痴を聞きながら、
「あー、また、過去のことをボヤいたり、将来のことを案じてる。僕なんか、過去を振り返ると恥ずかしくて生きてられへん。将来を考えると、不安でつぶされそう。だから、今できることしかしない」
「あー、また、人と比べてる。僕なんか、人と比べたら、やってられない。自分を生きるしかないねん。」
ひょっとして、私の本棚から、宗教の本か哲学書なんかを、見つけて読んだ?
いや、以前にも書きましたが、本が、苦手な彼。(字が読めても本は読めない不思議!)
おそらく、自分で、繰り返し、繰り返し、自問自答して、出した答えなんだと思います。
自分のできること、できないことも、少しずつ、理解していったように思うのです。
有り余るほどの時間に、グルグル自問自答を繰り返していたのかな?と思うのです。
もちろん、どうしていたのかと、野暮な質問はしていません。
彼なりに一所懸命、生活をしていたのだろうから。
もともと、人が大好きな性格だったので、今は、誘いを受けるとサッサと出かけていきます。
(その対人関係で苦しんでいただけに、不思議ですが。。。)
そんな当たり前の生活が、私には、有難いこととなっています。
人は、空気のように人間関係を必要とする。
そのことは、これから、仕事を辞めて、社会から遠ざかっていくだろうシニアの私への言葉でもあります。
独りぼっちが好き💕と思っている私も、
気が置けない友人たちとのおしゃべりは、新たな自分を見つける大切な時間です。
いくつになっても、人は、空気のように人間関係を必要とするのでしょうね。
長々となってしまいました。
独りも好きだけど、友達も好き💕
今年は、神戸のアパレル時代、仲良しだった友と40年ぶりに東京で、再会する予定です。
これからも、アーモンドの旅は、続きます( ´艸`)
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