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☆「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本

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読書の秋は続きます・・・

『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』を読みました。

ということは、前向きに生きることに疲れているのかも。。。私。

タイトルに惹かれて、Amazonでポチ。

kindle版を購入しました。

今日は、その本を読んでみて、思ったことをつぶやいてみます。

南直哉さんというお坊さん

もう、ずいぶん前のことですが、この本の作者、南直哉さんに、二度ほどお目にかかったことがあります。

私がボランティアをしていた自死遺族会、数年に何度か大きなイベントをしていたのですが、ある年の講演会に来て頂きました。

1回目の講演会は、台風か何かの影響で、帰りの電車が止まってしまうハプニング(??少々記憶が曖昧ですが)とのことで、短めに端折られ、短時間で終わってしまいました。

次の日にどうしてもはずせない用事ありだったそうです。(それは、仕方がない。)

この和尚さん、とても義理堅い方で、「必ず、再訪して講演会をキチンと最後までお話をします」と仰ってくださり、約束通り、登壇して頂きました。

二度目の講演会の後は、自死遺族の輪に加わり、色々と意見交流会にも参加してくださいました。

気さくな、お話上手のお坊さん。永平寺で20年過ごされ、あの有名な恐山(青森)の院代をされています。

テレビにも出演されていて、結構、有名人でもあります。

何冊か、本も読ませて頂きました。

とても深い内容を、平たく私達に届けて下さる印象があります。

ただ、スルッとおっしゃるけれど、滅茶苦茶、深いし、難しいのです。

人生を”棒に振る”くらいで生きれば、調度いい。

「後ろ向きだと歩きにくたい!」と言ったのは、佐賀のがばいばあちゃん。

名言ですよね。佐賀のがばいばあちゃんの言葉も大好きです。

でも、時には、後ろ向いたり、立ち止まったりすることも出てくる。それが人生。

私は、どうしても、前向きに生きようと頑張る体質みたいで、

それは、持って生まれた性格だと思うので、仕方ないと感じています。(あるがまま受け入れよう!)

しんどい時には、無理やり、「生きる意味」を考え出す、ややこしい性分。

もちろん、生きる意味を考え、救われたこともあります。

いつも、いつも前向き!・・・・

いや、無理やでそんなん。できないときもある。

そんなとき、この本を読んでいると、「なぁんだ、そうか。力入れなくていいねんな。」と。

ところが、南和尚は言います。

人間は、力を入れるようにはできているけれど、力を抜くのは苦手だと。

「ねばならない」と力む不自然さ。

もともと人間は受け身の存在(積極的に生を選んで生まれてくるのではない)。

人生、「棒にふる」くらいの気持ちで生きれば、ちょうどいい。

そうすれば、ラクに生きられ、そして、ラクに死ぬことができるとのこと。

そやけど・・・ それが、難しい・・・・・。 捨てられぬ執着・・・。

日々是好日の意味


日々是好日・・・・どんな日も良い日だよと思っていた私。

違うらしい。「好日」「不好日」には、意味がない。と言う意味 ←ややこしい!

いや、これこそが、私が禅に惹かれると・こ・ろ。

私は、どこから切っても文系脳。全く理論、理屈と言うのが苦手。

だけど、理屈抜きに、この無分別と言う概念にものすごく惹かれているのです。

だから、難しい鈴木大拙の本を買って、読んでみたり。

フワッとした理由しかないのですが、ただただ、惹かれてしまうのです。

あ…話がそれた。(反省・・・⤵)

南和尚は言います。

いいも悪いもないのだよ。一生を振り返って、まぁ、そこそこの人生だったかなと思えれば十分と。

不確かな自分の存在。自分を決定づけるのは、他者とのかかわりしかないのだと。

だから、自分のためではなく、人のためと考えようと。

なんだか、仏教のあれこれを考えてしまい、ちょいと横道に逸れてしまいましたが、

シンプルかつ深いのですね。 わかったようで、わからない。。。けど、わかるかも

仏教の概念は、悩んでいるときの私の「落としどころ」、大いに役立つのです。

悲しみについて

この本の後半には、死別した悲しみにも触れています。

悲しい気持ちを吐き出し、会いたい思いを語ってみる。

そうすれば悲しみから立ち上がれる日がくる。

どんなに時間がかかっても必ずその時は訪れる。

今まで、私もブログにアップしてきましたが、悲しい時には、それがどんな形であっても悲しみ、

そして、思いっきり語ること。(もしくは、書き出してもいいと思うけど。)

そうなんですよね、私も経験したこと、南和尚も書いてくれています。

そして、弔うことにより、死者との新たな関係を結び直す。

前にブログにアップした、死者はいなくなるのではなく、別の形で厳然と存在し始める

死者という言葉に対しても、少し深いところで触れています。

あ・・・・もう、私の拙い表現では、限界が!

だから・・・・よかったら・・・・読んでみて! ←最後は、雑になってしまった。m(__)m(笑)

今日は、kindle読書、『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』について、つぶやいてみました。

肩の力を抜いて、そんなに、きばらなくても、人生生きられるよと言ってくれている本でした。

無意識に前向きに生きることに疲れていたのかな。

上手に紹介できなくて、ごめんなさい。

今日も、最後までおつきあいくださって、有難うございました。では、また。

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