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☆笑いながらも、鼻の奥がツーンとした話

本・映画

前回、苦手と書いたデジタル読書。

苦手と言いながら、もう何冊も読んでます。目をショボショボさせながら・・・

お昼休みは、休憩室で独り、お弁当を食べます。

窓口業務で人と接することが多く、わずかな自由時間は、一人の時間を楽しんでいます。

その時に、読む本は、できるだけ重いもの(内容も重量も)は避けて、午後の仕事に備えます。

こんな時、スマホでのデジタル読書は、便利です。

最近、読んだ本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった+かきたし」

この本を書いた岸田奈美さんは、笑いのセンスが抜群で、それを文章にできる能力の持ち主。

ページをめくるたび、独りでにやけている私。

ご自身の家族のことを書いた、ちょっぴり切なくも、温かさが伝わる内容でした💓

ドラマ化もされていたようですが、それは、知らなかった。

ドラマをみて、本を買った人たちも多いようです。

岸田さんは神戸の山奥(笑)に住んでいて、文中の会話も、神戸出身の私には、身近に感じました。

中2で父親が心筋梗塞で急逝、遺されたのは、母親とダウン症の弟と岸田さんご本人。

その後、高校時代に母親も倒れて車椅子生活に。

岸田家にいろいろと大きな波が打ち寄せたのは、奈美さんが中高時代。

その時々のエピソードを文章にして、鼻の奥がツーンとするんだけれど、なんだかクスッ。

笑いのセンスあり💮 文章も上手いな・・・・

辛さや悲しみを笑いに変えて、自分を励ますために書かれたという文章。

辛さを笑いに替えるというのも、一つのスキルなのですね。

私も笑うことは大好き。そして、笑わせることも大好きだけど、

人生には、やっぱり、笑いに替えることができない事も起こります。

心の奥の底の底の底に押し込んで、忘れてしまいたいような、それでいて、大事にしまっておきたいような、そんな出来事。

そんな出来事があるのですね。

岸田さんも書けないこと、書いていない事も、あるのかも・・・

そんなことも考えながら、お昼休みの時間は流れました。

奈美さんは、インタビューで答えています。

『私の文章を読んで傷ついた人もたくさんいると思います。』と話され、

温和な温かい家族だけではないし、家族によって傷つく人もたくさんいる。

タイトルに込められたのは、「家族は、選ぶことができる」と言う発想だそうです。

血が繋がっているだけが家族ではなく、自由に家族を選べ、家族だからこうしなければいけないなんて、考えなくてもいい。

そうか…

軽いようで、なかなか、深い本だったのかも。。。。

おかしくも、切ない内容で、ニンマリしながらの読書。

ホッコリしたお昼休みを過ごしたアーモンドでした。

しかし、やっぱり目はショボショボ👀

かなんわぁ~⤵

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