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☆捨てられない2箱のマイルドセブン

メメントモリ
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今日は、お彼岸の中日。

お彼岸は、あちらの世界と、こちらの世界が、一番近づく日とされています。

おーぃ! そっちに行ったみんな、元気にしてるかぁ!(アレ?)

そんなお彼岸に思ったことをつぶやいてみます。

我が家の仏壇

お彼岸の中日、我が家の仏壇は、普段とそんなに変わりません。

ほんの少しだけ、いつもより豪華( 豪華というほどでもないけど💦 )な仏花。

宗派によると思うのですが、浄土真宗は、それ程、たくさんのものを仏壇の中にお供えしなくて良いみたいです。

実家は、真言宗なので、お盆、命日とかは、しっかりとお膳に色々な精進料理をお供えしていました。

ズボラ主婦の私、嫁ぎ先が、浄土真宗でよかったと思うのです。(←罰当たりな発言 m(__)m )

ろうそくは、毎日、仕事で外出するので、火事を避けるために短いものを、

そして、お線香は、いわゆる一般的なものではなく、気持ちが落ち着くような香りを選んでいます。

こう書いてみると、ホントに、自分中心になっていることが、よくわかります。反省⤵

手を合わせる時は、できるだけ無心で。

ここで言う無心は、「邪念がないこと」。決して、お金やモノをねだる方では、ありません。(笑)

日本語って難しいですね!

生々しく、そして、古ぼけたお供え

お供え物は、故人にむけてするものではなく、阿弥陀如来様に向けて感謝の気持ちを込めるとのこと。

それでも、やっぱり、死別後しばらくは、誰でも故人に向けてお供えをしたいものです。

そう。。。。しばらくは。。。。。

ところが、夫と死別、23年経った我が家の仏壇には、なんとも古ぼけたものが、そのままの形で供えられています。

それは、ヘビースモーカーだった夫が、入院中も吸っていたたばこ、マイルドセブン2箱です。

その内、1箱は、封が開いています。それなのに、何故か、捨てられないのです。

(ここまでくると、封が開いてるも、開いてないも、関係ないか。笑)

何故? と言われても不思議、わからないのですが、捨てられません。

最後の最期まで、夫が手放せなかったタバコ。

思い出の詰まったタバコ。。。

病院の入り口を出たところに喫煙所がありました。

癌で入院中なのに、たばこ? 

医師からも看護師さんからも、もう、止められることは、ありませんでした。

もう、長くないと誰もが知っていたので、夫の好きなように、させて下さいました。

夫婦二人で、そこで過ごす時間が、何日か、ありました。

お互い何も語らず、一緒に居たこと、思い出します。 

その時、夫が考えていたことは、何なのかなぁ?

後、どのくらい時間が残されているのか、そして、死後はどうなるのか? ここまで放置してしまっていた身体のこと、子供を残して逝ってしまう不安。。。。

色々な事を考えていたのかも知れません。

何も語りかけることもできず、そっと、車いすの側に寄り添うことしかできませんでした。

無力だったなぁ。助けることも、そして、支えることもできなかった・・・⤵

そんな思い出がいっぱい、詰まったマイルドセブンなのです。

彼岸への土産

まだ、夫のものが、我が家には、少しだけ、残っています。

引越しをした時や、クローゼットの中を整理する時、あまり躊躇せず、処分できたものもありました。

いや、結構、さっぱりと手放すことができたような気がします。

でも、何故か捨てられずにいる、二箱のタバコ。

いつか、捨てられる日が来るのかな? そう思いながらも、至る今日。

もし、いつまでも捨てられずにいたら、私が逝くとき、柩に入れてもらおうかな?

彼岸へのお土産に。。。。「長らく、お待たせしました!」って渡そうかな。

でも、言われそう。。。。

「おまえ、なんで、こんなモン、持って来てん! 古すぎて吸われへんやろ!」って。(←.めちゃ、この世的)

そのときは、適当な事を言って、夫を煙に巻きます。タバコだけに。。。笑笑

今日は、お彼岸の中日。

仏壇の中を見ながら、思い出したことを、つぶやいてみました。

最後まで、お付き合い頂いて、有難うございました。では、また。

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