ふだん、当たり前のように使っている言葉。
言葉で表す気持ち、気持ちがこもらない言葉。
心に届く言葉、届かない言葉。
言葉にもいろいろあります。
今日は、「言葉」のいろいろについて、つぶやいてみます。
言葉があるのは・・・
朝ドラの「舞い上がれ」も、いよいよ終盤に入りました。
出勤前の身支度をしながら、毎朝、観ているドラマですが、魅力的なセリフに出会うことがあります。
そして、最近のたかし君のセリフもよかった。
「きもっ!」「うざい!」
「短い一言で、なんでも済ますことができる」といった子供にむけて、
「言葉がいっぱいあるのは、自分の気持ちにピッタリくる言葉を見つけるため」と語りかけました。
自分の気持ちを言葉に表すのは、難しい事もあります。
気持ちを、思いを相手に届けたくて。。。でも、なかなか伝わらない。
ブログを書いていても、何度か書いては消して。。。ということもあります。
この言葉じゃない。。。上手く伝わっていない。。。。などなど。
気持ちの言語化は、結構、難しい!
ことばの持つ力、表現力の難しさをあらためて感じます。
こころに届いた言葉
夫と死別直後にもたくさんの言葉をかけてもらいました。
優しさに満ち溢れた言葉、傷ついた言葉、色々ありました。
こころに届く言葉、届かない言葉、その違いって何なのかなぁ?
頑張っている人に「がんばれ!」と言うのは酷だと言われることがあります。
でも、そうとも限らないことも。
私にも、忘れられない励ましの言葉がありました。
短く、さらりと、自然に発せられた言葉ですが、今でも覚えています。
夫と死別した直後、心身ともにボロボロだった頃です。
家の外周りに置いていたプランターの側にしゃがんで、お花の手入れをしていました。
挨拶程度、少し話をするぐらいの近所の方が、私のところに近づいて来られました。
同じように、腰を落とし、「大変だったね・・・・・がんばろうね。」って、声をかけてくださいました。
小さな声で、とても優しく、控えめに。。。
短い言葉でしたが、私の心に届きました。
「がんばって」と「がんばろうね」の違い。
(私もあなたも、生きているとお互い、色々あるよね。だけど、)がんばろうね。
突き放された感覚はなく、一緒に、頑張っていこうね💓って、気持ちが込められていたように思います。
硬くなっていた私の心が、少し柔らかくなったような気持ちがしました。
言葉に気持ちが乗るって、大事だなぁと改めて思います。
こころに届かない言葉
公的機関で相談業務をしている方達を対象にした「心のケア」研修会がありました。
グループワークのスーパーバイザーとして、お手伝いをした経験があります。
日常の相談者との会話を文字に起こし、「会話記録」をグループで検討する時間があるのですが、
その時、印象に残ったことがあります。
病院でメディカルソーシャルワーカーとして勤務されている方と患者さんとの会話記録でした。
完璧(と思われる)な会話が文字に起こされていました。
筆記テストで言えば、100点に近い。。。。素晴らしい。
でも、なんだか、私の心には届かなかったのです。
その方に向けて私の印象を語りました。
「レシピ通りに作り上げられたケーキ、見た目も完璧!とっても美しい。だけど、食べたら味がなく、美味しくない、そう感じるのですが。。。」
まぁ、なんて、きつい私⤵ でも、そのままの印象でした。
マニュアル通りの言葉は、美しくても心に届かない。
そこに愛はあるんかい!・・・(大地真央風に 笑)
気持ちが入っていなければ、どんな言葉も心に届かないのですね。
相手に伝えたくて、気持ちを言葉にします。
また、逆に、どんな言葉を発しても、気持ちがこもっていないと心に届かない。
自然に、肩の力を抜いて、発せられるといいですね。
そんなことを思いながら、言葉と気持ちについて、考えてみました。
「言葉」って漢字もなんだか、素敵ですね。
気持ちの葉っぱ、ひらりひらり、相手の心に届け💓
今日も最後までお付き合い頂いて、有難うございました。では、また。
コメントなし