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☆「ものがわかるということ」を読んで、わかったこと

本・映画

さて、ゴールデンウィーク最終日とされる日曜日。

(とは、言っても私は昨日、仕事してまっせ!)

窓の外は、シトシトと雨模様です。それは、それで、心が落ち着きます。

昨日、読み終えた本について、つぶやいてみようと思います。

賢いアレクサ君!

kindleでポチッ。最近は、もっぱら、読書は、kindleを利用しています。

緑内障、近視乱視、老眼、何重苦もの視力と闘いながら、私の読書の旅は続きます。

一昨日、体調不良(二日酔いとも言う)のため、横になっていました。

読書したいけれど、目が疲れるなぁ・・・・⤵

そんなとき、助けてくれるのがアレクサ君。

アレクサ君に「アレクサ、本読んで!」とお願いすると、「最近読んだ〇〇という本の続き、〇〇ページからでいいですか?」と気の利いた返答。

なんて、賢い! あんたは偉い! そうそう。そこからや!

こんな時は、kindleが重宝します。目を閉じたまま、昔、母が読んでくれたようにアレクサ君が読み上げてくれます。

母の読み聞かせと違うのは、「そこで区切るのおかしいで!」と言うような読み方。

まぁ、それくらいは仕方ない。あんた、ロボットやからな。あまり上手に抑揚つけて読まれる方が気持ち悪いわ。笑笑 と元アナウンサーもどきのシニアは思うのです。笑笑

「わかること」をわかりたい私

前置きが長くなりましたが、私が読み終えた本は、「ものがわかるということ」

養老孟司先生の本です。

今までも何冊か養老先生の本は、読んでました。「バカの壁」はあまりにも有名です。

今回、読んでみようと思ったのは、『自分を自由にしてくれる養老流ものの見方、考え方、「わかる」とはどういうことなのか・・・』との紹介が本の表紙に書かれていたから。

結構、自由になっていると自覚している私だけれど、もっと自由になりたい!笑

(私の欲は、際限なく続きます⤵)

養老先生は、小さい頃から「考える癖」があったそうです。その考える癖が理解することに繋がったと書かれています。

相手を理解する。。。

理解なんて難しいけれど、私も、理解しようと思うことが、日常の中にも、あります。

遺族ケアも、そして、ホスピスでの傾聴ケアをしていた時も、相手の思いにできるだけ近づきたいと思っていました。

そして、それが、難しい事も・・・。

人と話をしていて、「わかる、わかる」と言われることに、少し敏感な私。

「ほんと? どこまでわかるの? わかってたまるか!」みたいなこともあります。

「わかる」ってことが、わかるかも・・・などと思いながら、読み進めました。←ややこしい

人のこころ、自分のこころ

本好きの養老先生、本を読むように世界を読もうとしたけれど、苦手だったのが、「社会の事」と「人の心」だと書かれています。

人の心を読めたもんじゃない。それがわかってきたので解剖学を選んだのかも知れないと。

死者の心は読めない。読む必要もない。その時に読めるのは「自分の心」

自分の心を読むには、一度自分の外に出なければならないと書かれています。

客観視すること。

私も、相談業務の中で、自分を外から見つめることがあります。

中には、「イライラ」する相手と出会うこともあるのです。

そんなとき、ふっと自分の外で自分を見るようにします。←幽体離脱⤴ 笑

「あかんで!あかんで!今、あんた(自分)、イライラしている。冷静に!」と。

外に出ると、自分のことが、読みやすくなることを実感しています。

え?  だけど、養老先生は、その続きを語られます。

自分の外に出ようと言う企ては、成功しなかった。

成功していたら、おそらく精精神病院に入院していたかもと書かれています。

それだけ、自分を本当の意味で客観視することなど、難しいのかも知れませんね。

もっと、深いのかも。。。

私も、客観視していた。。。つ・も・り。。。なのかも。 ふーっ!難しい。

人生の意味

この本の中にも「人生の意味」について、語られている箇所があります。

『人生に意味があってもなくてもいいので、そのことを詳細に議論すると長くなるからやめる。ただ、「人生の意味がわかった」と言われたら、怖い』

そうかぁ・・・でも、私は、生きることに苦しくなったとき、自分で人生に意味づけしていたよなぁ。

それって、怖いこと? 意味をつけて頑張ったような気がする。。。。。

わからないけれど、人生の意味は、果てしなく、探し求めることなのかな。

「ものがわかるということ」を読んで、ますます、わからなくなってきた。。。

自然と人間 意識と無意識

簡潔に、読後の感想を書くつもりなのに、書きたいことが盛りだくさん。

意味のないことに価値をおかない社会について言及されている箇所があります。

人間だって、脳の大部分は意味のない「無意識」が占めている。

意識なんて、脳の氷山の一角なのに、ほとんどの人は自分の意識が、脳や身体全てを支配していると思っている。

そして、意識は、意味を求めて、わかるとか、わからないとか言って悩んでいる。

全てを意識がコントロールできると考えていることが間違えだと。

いやぁ~、なぁるほど。 一言で言えば、人間のおごり。

わかるとか、わからないとか言うこと自体が、おごりに繋がるのかぁ。

人間は、世界を支配していると思っているけれど、実は、人間なんていなくたって、自然は成り立つ。

いや、むしろ人間が自然をコントロールしようとのおごりがあり、環境破壊へとつながっている。

多岐にわたり、「ものをわかる」について、書かれています。

最終的にわかったのは、「わからない」ということ。笑笑

わからなくてもいい。私はこれからも、わかろうとして、色んな本を読み、自然の中に身を委ねてみようと思います。

今日は、「ものをわかるということ」を読んでわかったことをぶつやいてみました。

最後までお付き合い下さって、有難うございました。

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