すっかり朝夕涼しくなりました。気持ちの良い風が吹いています。
今年の夏は、とっても暑かったですね。
それでも、着実に、秋が近づいている空気感にホッとしています。
今日のタイトルは、少しトゲトゲしくなってしまいました。
それほど、いや~な思いをした出来事について、つぶやいてみます。
悲しみの中の訪問者
夫と死別して間もない頃、ある知人から声をかけられました。
「少し話をさせてもらいたいので、お宅にお邪魔してもいいかしら?」と。
ある知人・・・・それは、近所に住む、息子たちの友達のお母さんでした。
とりたてて、仲がよかったわけでもなく、挨拶をする程度。
一緒に子供会の活動もしたことのある、優しい雰囲気の女性でした。
・・・・子供たちの間にトラブルがあったのかな?
夫の死別直後だったので、気乗りはしなかったのですが、断るわけにもいきません。
ピンポーン♬
ドアをあけると、その方だけではなく、年配の女性も一緒でした。
「母です。今日は母からアーモンドさんに話したいことがあります。」と。
??????(話、何の)????
リビングにお通しした後、年配の女性が、
「このたびは、大変でしたね。ご愁傷さまです。
実は、アーモンドさんのことが、心配で心配で。なので、今日は来ました。」
心配???
不幸が続く???
女性親子の話は続きます。
「アーモンドさんのご主人が亡くなったのは、ご先祖様からの因縁の問題で~・・・」
なんでも先祖から引き継いだ我が家の宿命で、これからも悪いことが続く。
ぜひ、○○会に入ってください。そうすれば、救われます。
「このままだと、アーモンドさんの家は、長男が亡くなっていくという因縁があり・・・」
(はぁ?? 夫は次男やけど?)
たたみかけるように目の前の親子は、私に向けて勧誘を始めました。
「アーモンドさんの名前を初めて聞いた時、不幸が訪れるお名前だと・・・」
なんだと? やめてくれぃ!!!
だんだんと腹がたってきたのですが、子供たちの友人の親。
これからも学校行事で、お付き合いは続くはず。
ぐるぐると頭の中は回転しましたが、結局、帰って頂くことにしました。
「信仰しないと不幸になるとか、そんなものを信じる気持ちは一切、ありません!(キッパリ)」
私は、今、自分でこれからのこと、考えるのに必死なんです。ごめんなさい。
そのような話を聞く余裕は、今の私には、ありません!帰ってくれませんか!」と。
怒りが体中に爆発!
不幸のあった家に、近寄ってくる輩がいると。。。
いやはや、話には聞いていたけれど、まさか、私の身にも起きるとは。
きっぱりと断る判断ができる精神状態でよかったと、今さらながら、思います。
今でもこんなこと、どこかで続いているのでしょうか? 続いているんだろうな・・・。
そう考えると、悲しくなります。
悲しみの中にいる人の気持ちに、寄り添うどころか、不快な気分にさせる輩。
許せない。。。。
信仰について
こんな出来事があったからと言って、私は宗教や信仰について、否定的な気持ちになっているわけではありません。
新興宗教であっても、信仰することで、苦しんでいる方が救われているのなら、よかったと思います。
実際、私の身近にも、鬱状態だった人が、新興宗教を信仰することにより、前向きに生きていく事ができるようになりました。
医者にかかったり、薬に頼っていてもよくならなかったけれど、信仰と出会い、
その仲間と出会い、とてもイキイキと生活をしているのを見ると、本当によかったなと思います。
ただ、「不幸の手紙」的な勧誘方法は、断固、拒絶します。
特に悲しみの真っただ中にいる方に、これ以上の心理的負担をかけないで欲しいと思います。
日本人の宗教観については、またの機会につぶやきたいと思います。
今日は、ずいぶん時が流れているけれど、今でも忘れられない、いや~な出来事、
「死別直後の招かざる客」について、つぶやいてみました。では。
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