本や、新聞、SNSで、ふと、共感できる文章に出会うことがあります。
今朝も、新聞の中で、出会いました。
その文章は、『正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方 大平一枝(著)』という本の紹介文の中にありました。
じつは本にそんなに答えがあるわけじゃないなと思うんです。ただ、読むことで自分が耕されることは誰しもあると思います。
~ サンキュータツオの「語る本」を読む 書店「Title」店主の辻山良雄さんのことば より~
読書量がものすごく増える時期がありました。
振り返れば、人生の危機と重なっています。
10代後半、母との突然の別れで、「死」を身近に感じたとき、
40代前半、夫と死別した時、「死別の悲しみ」について知りたくて、
40代後半、子供の不登校に悩んだ時、「人間そのもの」を知りたくて。。。。
人生の壁に直面するたびに、すがるように開いた本の数々。
「生きる」ということの大きく深い難問をかかえるたびに、本を開いていました。
正解なんて、本には載っていなかったのかも知れません。
そもそも、「生きること」に、正解なんて、ないのかも。。。
それほど、「生きる」ことは、深くて、難しくて、凡人の私ひとりでは、立ち止まってしまいそうでした。
色々な本を読みながら、自分を耕していたのだと、今日、この文章に出会って、気づきました。
本には、正解がないけれど、その時々に、自分と向き合い、自分なりの答えをみつけていたのだと思います。
「本」というものがあって、良かった。
「生きる」ということの答えは、載っていないけれど、文章を読みながら、自分なりの落としどころを見つけ、今まで生きてきたんだよなぁ。
人との出会いと一緒ですね💕
その時に出会った本で、自分自身と向き合い、自分と語り合い、私の「こころ」は耕されました。
ここしばらく、平坦な道を歩いています。
それでも、気が付いたら、読んでみたい本を探してる私がいます。
残された人生も、本の助けをかりて、自分のこころを耕していきたいと思っています。
まず、この『正解のない雑談』を読んでみようかなぁ。
それにしても、前期高齢者の目は、ショボショボ👀・・・頑張って、読んでいかねば・・・(笑)
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