中学生時代の私の部屋には、スヌーピーが、かわいい椅子に腰かけていました。
あの頃の私は、神戸発祥の子供服メーカーで、スヌーピーgoodsを揃えていました。
小さな手提げや、お弁当を包むナフキン。
そのかわいいスヌーピーが、実は、哲学者?だったと知りました。(笑)
今日は、『誰だって ちょっと 落ちこぼれ』の本をめくりながら、つぶやいてみます♬
スヌーピーたちに学ぶ知恵
副題は、「スヌーピーたちに学ぶ知恵」となっています。
心理学者、河合隼雄さんと、詩人、谷川修太郎さんの対談形式。
谷川俊太郎さんが、ピーナッツの和訳をされているのだそうです。
この漫画の翻訳は、やっぱり、詩人が適任。短い言葉で、本質を伝えるのって難しいですものね。
とにかく、タイトルに安心します。
「あ、落ちこぼれでいいんだ」と。ほっ!(笑)
「学校では、知識は教えてもらえるけれど、この「ピーナッツ」では、知恵を教えてもらえる。」と河合隼雄さん。
知識と知恵。ん。。。。なかなか、深いぞ!
ピーナッツに登場する子供たちは、知恵を生きている。。。。
知識なんて、なんぼのもんじゃい!(←とは、言ってない。これは、知識不足の私の影の声 笑笑)
スヌーピーたちの声、大人になった私、いや、シニアになった私にも届くかな。
まだまだ、こどもの心は失っていないはず。(←あんまり、成長してないってことも含め 笑;)
そう、大人が語る教訓じみたところが、この漫画にはないですよね。ほんわかとして。
だけど、結構、ドキリとさせられる深いこと、言ってたり。
自分をおもしろがる
スヌーピーが「犬なんて、ホントつまらない。」と言ってる場面について、河合隼雄さんは言います。
自分を客観視することの大切さ。
実は、客観視しないと今のこの世の中、生きるのが、結構、生き苦しくなると。
「あ~、また、やってるぅ!」と自分自身を俯瞰して、見るってことですよね。
でないと、自分の中にスッポリ、はまってしまっていると、自分の面白さがわからない。
生き苦しい。
そんな時、すっと、自分から離れて自分自身を見てみる。
ゆぅたいりだつぅ♬(=幽体離脱)の気分 (笑)
こうやって、ブログを書き始めると、自分を客観的に見つめることが多くなってきました。
人生を振り返る機会、その時の自分を、外側から見つめてみる。
「あー、そうやったなぁ。そんなこともあったよね。」・・・とか。
過去の自分を客観視していると、「あー。結構、頑張って生きてきたやん」
「結構、おもしろい生き方してるやん♪」・・・とか。
自分で自分をつっこむ。
それは、自分を肯定することにも、つながるのかな。
色々、テンパってしまったとき、すっと幽体離脱すること、大事かな。
必ず、もどってくると信じて(笑)
今でも、仕事で、グダグダ考えること多いのです。「また、やっちまったかぁ」とか。
よし! これからも、困ったときは、少し幽体離脱して、自分をみつめてみよう!
弱みをだすって、必要なときもある
ピーナッツは、1950年から半世紀に渡って、連載されていたとのこと。
戦後のアメリカから生まれた「ピーナッツ」
河合隼雄さんが、競争世界を生きるアメリカと日本を対比させている場面があります。
弱みを見せられない競争社会に生きるアメリカ人。
一方で、会社帰りに一杯、自分の弱みを同僚に見せながら、ストレスを発散させる日本人。
アメリカ人は、悲しみの表現をすることは、少ないとか。(実は、逆だと思っていたけど・・・)
悲しみを表すとそこで、負け!とされる。
アメリカ人と日本人の対比、なかなか、この辺りの読み方は、感心させられます。
でも、高度成長時代の日本のお父さん達も、それに近いところがあったかも。
「男は黙って、○○ビール!」とかのCM、ありましたねぇ。
ピーナッツに登場する子供たちが、子供らしく言いたい放題、
厳しい社会で生きる大人が、そこに自分を重ねて抑うつ状態を中和させていたのでは?との河合隼雄さんの指摘。
大人だって、悲しい時は悲しい・・・辛い時は辛いと表現しなくっちゃ、つぶれちゃいますよね。
感情の素直な表現、弱みを見せることの大切さ。
そして、大人にこそ、そういう場が、あればいいなぁ。。。。
そんなに深い漫画とは、知らずに読んでいたピーナッツ。
なぁるほど、漫画の中の短い言葉に隠された深い意味。
スヌーピーも哲学者だったのですね。
今日は、スヌーピーから学ぶ生き方の知恵。
俯瞰して自分を見る(幽体離脱(笑))と感情表出できることの大切さについて、つぶやきました。
最後まで、お付き合い下さって、有難うございます。では、また。
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