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☆見えない「心のきず」について考えた・・・

グリーフケア

以前に、8年間ボランティアをしていた自死遺族会の主宰者さんから、「サロン」の案内が届きました。

何のサロン? 

どうやら、お寺の若いお坊さん二人を招いて、お話が聴けるとのこと。

コロナ以降、ボランティア活動からも遠ざかっていました。

せっかくお誘い頂いたので、近所に住んでいるグリーフケア研究所時代の同期生Nさんと参加してきました。

自死遺族会の主宰ですが、今回のサロンは、自死遺族以外の方も参加可能とのこと。

総勢30名弱の集まりでした。

中年から初老の女性の参加が目立っていました。

第一部は、「体験型」寺院を目指し活動している若いお坊さんのお話が中心でした。

第二部は、机を取り払い、椅子のみでまぁるく座り、やわらかい雰囲気の中、若いお坊さんふたりを囲んでのお話合いとなりました。

若いお坊さんはお二人とも、一般家庭から仏門に入られたとのこと。

「何故、仏門に?」「お寺のあるべき姿って?」「仏事、法要のお金の相談」など、多岐に渡った話題が展開されました。

若いお坊さんは、お二人とも「うつ」を経験し、お1人はご自身が自傷行為をしていたことも明かされていました。

ひきこもっていた苦しい時期があったとのこと。

そんな経験を経て、仏門に入られたようです。

第一部は、お坊さんとしての話を拝聴しましたが、

第二部は、お坊さんの個人的な話を聴くことができ、参加者との距離がぐっと近づいたように感じました。

それにしても、参加者には、子供さんを自死で亡くされている方が多いなと感じました。

先月末に、日本経済新聞が、2024年の小中高生の自殺者数が暫定値で527人となり、過去最多となったことを報じていました。

SNSが広がり、その影響がどこまで及んでいるのかは、不明のようですが、なんとも、生き辛い世の中になってきていることだけは確かなようです。

大人たちの世界も、SNSによる誹謗中傷で、自死に追い込まれているケースを耳にすることが多くなりました。

なんだかなぁ・・・・・・・・

どうにか、ならないのでしょうか⤵

先日もつぶやきましたが、森永卓郎さんの言葉が響きます。

弱っている人をボコボコにしてストレスを発散している人について、それでいいのか。

私たちは、何のためにこの世に生れてきたのか。人を袋だたきにするために生れてきたのではないと思う』

心の傷は、外からは見えない。。。。。。

見えないから、どこまでも深く傷つけていることに、加害者は、気が付かない。

いや、気がついても自分でやめることができないのかも。

言葉による暴力で、自分のストレスを発散しているという、悲し過ぎる、腹立たしい行為。

河村たかし氏が、名古屋市長時代に提言していた「ひとりのこどもも死なせない」って、本当に必要なことだと思う。

そして、それは、子供だけではなく、すべての人が対象となると思うのです。

そんな国、そんな世界を目指すことは、今の時代は、夢なんでしょうか・・・⤵

自死遺族会サロンに参加して、参加されている方たちの語りを聞きながら、「なんだかなぁ・・・・・」

寒い中、トボトボと、家路についたアーモンドでした。

今週の日本列島は、氷の中にいるようなお天気が続くそうです。

大雪による被害が、広がりませんように💓

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