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☆時間と場所、そしてセルフケア

グリーフケア

今日は土曜日。

窓の外は、「降るんかい?降らんのかい?」と言うような、濃い灰色のどんよりとしたお天気。

たぶん、これからザァ~ッときそうな、生暖かい空気です。

傾聴ケアと時間

先日、知人がぼやいているのを聞きました。

接客、相談業務も含まれる仕事をしているその知人、

今春から新たな部署に配属されたそうです。

まだ、慣れていないこともあるのだろうけれど、少し疲れている様子。

数日間、同じ方が訪れ、語る語る・・・・。

話が尽きないそうです。

まずは、気持ちの部分でのケアをと思ったようです。

ところが長時間、経過しても、ダラダラと、そして語る語る・・・。

彼女は、軽く相槌を打つだけで、なかなか、具体的方策に切り込むことができないとのこと。

否、切り込む隙間がないほど、話が、延々続くのだそうです。

彼女自身も十分、勉強をしていると思うのですが、時間を決める大切さ、話の切り上げ方もスキルの一つ。。。そのようなことを改めて伝えてみました。

わかっているけど、なかなか、難しいですよね。

過去の失敗

何を偉そうに・・・ですが、実は、私も過去に、大失敗したことがあるのです。

遺族会ボランティアに参加していた時のことです。

ある遺族から、個人的に話を聴いて欲しいと、お願いされました。

ケアの勉強中、初心者マーク🔰をはずせない時期。

「アーモンドさんに話を聴いてもらえると、落ち着くので・・・」

なぁんて言われ、少々、有頂天になっていたのだと思います。

「個人的には、会うときは、個人的な関係で!責任は、自分でもつこと。」との会での決まりごとがありました。

ずいぶん、迷ったのですが、涙を流されて頼まれると、断れなくなってしまった当時の私。

休みの日に、喫茶店で待ち合わせ、その場所で話を聴いたのですが。

時間も大切なら、場所も大切。

話を聴くだけなら・・・と軽い気持ちだったことを大反省。

正確な時間は覚えていなかったのですが、軽く(軽く?)4~5時間は、傾聴していたと思います。

もちろん、私はヘロヘロ~⤵

彼女は、「少し、元気になりました!」と喜ばれて帰られました。

(どこまで、お役に立てたのかは、実際のところ不明です)

とっても、遠方から、わざわざ、来られていたのです。

「少し、元気になってもらえて、よかった・・・」

ところが、逆に、私は、ぐったり、ヘロヘロに。

一生懸命、傾聴していたつもりでしたが。。。

私のエネルギー、持っていかれてしまいました。

改めて、時間と場所を決めることの大切さを実感したできごとでした。

そして、聞き流すのではなく、上手に軽く、傾聴するスキルも必要ですね。

大切なセルフケア

内容は、少し変わるのですが、世の中で、ケアの仕事に携わられる職業の方で、バーンアウト(エネルギーが燃え尽きる)してしまう方もいらっしゃるようです。

自分を大事にケアをする。セルフケアの重要性を学んだのもその頃です。

以前に紹介した『死にゆく人と共にあること』の本の中で、セルフケアの原則が書かれていたので、載せておきます。

死にゆく人のケア提供者向けの本ではありますが、ケアの仕事に従事している人にも、そして、子育てで一生懸命のお母さん達にも、少し参考になるのでは?と思います。

・自分の限界を慈悲深い心で見つめること

・健全なスケジュールを立てること

・どんな実践や活動が自分をリフレッシュしてくれるのかを知り、そのための時間をとること

・他のケア提供者たちを積極的に巻き込み、仲間にし、支えること

・あなたの仕事を、注意深く、回復可能で、有益で、健康的な仕方でおこなうための計画を立てること

『死にゆく人と共にあること』より

平たく書くと、「自分の限界を知って、無理ないスケジュールを立てる。自分がリフレッシュできるものを知り(趣味とか)、そのための時間を持つ。お喋りしたり、話を聴いてもらったり、仲間と互いに支え合う。 そして、健康的に仕事ができるような、スケジュールを立てましょう!」ってことかな。

セルフケア・・・

私も大切にしています! いや、ひょっとして、得意な分野かも (笑)

自分に優しくしなければ、人にも優しくなれない・・・よね。

今日は、知人との会話から、傾聴ケアで大切な事、そしてセルフケアについて呟いてみました。

今日も、最後までお付き合い下さってありがとうございました。

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