今、「BLANK PAGE 空っぽを満たす旅」を読んでいます。
両親(樹木希林・内田裕也)を相次いで亡くされた内田也哉子さんのエッセーです。
文章が綺麗で、惹きこまれています。
ゆっくりと丁寧に読んでいくつもり。
また、追々、感想や見つけた素敵な言葉について、ブログにアップしてみようかなと考えています。
大切な愛する両親を、相次ぎ亡くした内田也哉子さんは、「人生の核心的登場人物を失い空っぽになった私は 人と出会いたい、と切望した」と書かれています。
実は、私も、愛する人と死別した喪失感から不思議な行動をしたことを思い出しました。
大切な人を亡くした時、自分の中にぽっかりと大きな穴が空きました。
そして、私の中にできた、目に見えない、大きな隙間を、埋めたい衝動に襲われました。
色々なものを、購入し、気持ちのバランスを取っていたことがありました。
隙間、空白は、私の心の中にできたもの。
心にできた空間を、物質で満たそうとしたのです。
ホントによく買い物をしました。
それも比較的大きな買い物をしました。
パソコンや、家具、その他モロモロ・・・
このケチケチ人間の私、あまり物欲がないほうだと自覚しているのですが。
物を買う事で、心の隙間が埋められたような気がしたのです。
心にできた空間を物で満たす・・・
そんな不思議な現象が起きていたことを思い出しました。
内田也哉子さんは、好きな人に会いに行き、話をすることで空白を満たしたようです。
ホントは、心の隙間を心で満たすから、その方が自然ですね。
物で心にできた隙間を満たしていた私。
たぶん、こころを守る、私なりの自己防衛だったのかも・・・
その不思議な行動もやがて、自然と消えていきました。
無事にもどったのです。ケチ人間に(笑)
今日は、内田也哉子さんの本を読み始め、過去の私の不思議な行動を思い出したことを書いてみました。
人間の心は、ホントに不思議です・・・。
コメントなし