シニアになって、読書量がグッと減りました。
視力、根気の問題もありますが、なんだか、手短に楽しめるものが増えたためでしょうか。
お気軽に、動画をボーッと眺めていたりすると、すぐに時間が経ってしまいます。
今年は、昨年よりも少しだけ多くの本を読みたい!と思ってましたが、はや、時すでに2月(-_-;)
そんな中、大好きな黒柳徹子さんの自伝小説続編「続 まどぎわのトットちゃん」を読み終えました。
とっても読みやすい文章で、ほのぼのとした読後感。
続編・・・とあるので、前回は確か、20代の頃に読んだはず。
あっと言う間の42年です(笑)
今回の「続編」には、戦争中の話が登場します。
ですが、その文章には悲壮感は漂ってきません。
実際は、大変な時代だったと思うのですが、
その中でも、たくましく生きていくトットちゃんと、家族、そして周りの人たちの姿。
黒柳徹子さん・・・
母が誕生した翌々日にトットちゃんもこの世に誕生。2日ちがいです。
そっかぁ。
50年も前に亡くなってしまったけれど、母がもし元気だったら、黒柳徹子さんの年齢なんだな・・・
トットちゃんは、母と同じ頃に生まれ、戦争を体験し、青春を生きたんですね。
小学校時代、夕食後、母が私と兄に戦争中の疎開の話をしてくれました。
トットちゃんと同じ時代に生きた母。
疎開先での初恋の話を聞いたこともあります。
夕食後の母の話も又、悲壮な時代だったはずだけれど、ほのぼのした話が多かったかな。
母も又、トットっちゃんと同じように、明るい少女だったのでしょう。
今回は、本を読みながら、母から聞いた話とも、少し重なりました。
トットちゃん、戦後のテレビ局時代の話になると、私の幼稚園時代に重なります。
シニアにはとっても懐かしい、NHKの番組です。
「アブラカタブラァ♪」 あの早口の若い女性は、徹子さんだったのですね。
魔法の絨毯に乗った徹子さんが、小学校の上を飛んでいる画面。
毎回、お茶の間で、母と兄と私が一緒になってテレビを楽しんでいました。
「チロリン村とクルミの木」のピー子ちゃんの声、「ヴーフーウー」の3匹の子豚兄弟の人形劇。
どれもこれも、幼稚園時代、一生懸命にテレビを眺め、楽しんでいたお茶の間が目に浮かびます。
とっても幸せだった幼少期の私💓・・・
トットちゃんが、女学校時代、母校の校歌が好きだった話も、私には印象的。
私も中高時代、母校の校歌が好きで、よく口ずさんでいました。
トットちゃんの校歌と、歌い出しが同じだったことも、やや偶然。
「深山に香る~♪」
重なる所も多いけれど、私は、平和な時代をずっと、過ごしてきました・・・
母やトットちゃんは、大変な時代を生き抜いてきたんだな・・・
黒柳徹子さんは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をあげ、「戦争のときに子どもだった自分はどうだったか思い出し、書こうと思った」そうです。
自由でいられること。それが、とても大切であること。
当たり前と思っている「自由」
人々の生活に制限が多く課せられる「戦争」
トットちゃんの続編を読みながら、あらためて、「平和」と「自由」について考えてみました。
世界中の子供たちに、平和な日々が、早く訪れますように💓
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