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☆人生の整理と本棚の整理

本・映画

久しぶりに佐藤愛子さんの著書「人間の煩悩」をパラパラとめくってみました。

以前も同じ内容で、つぶやいたような気がします。

何度もつぶやくのは、シニアの証拠?

いやいや、何度でも、つぶやける魅力的な内容なのかも知れません。

この本をいつ買ったのかは覚えていないのですが、

若いころから、佐藤さんのエッセイを読むと、心の中がすっきりしました。

かなり多くの本を読んだと記憶しています。

何かモヤッとしたとき、クヨクヨと自問自答を繰り返しながら、本を開いたものです。

今、100歳の愛子さん。人生の大先輩です。

どの人生においても危機はつきもの。

重たくなく、軽やかに読めるのも佐藤さんの本ならではです。

軽やかに読めるけれど、「なぁるほど」と頷ける内容でもあります。

「人間の煩悩」は、大きくは、6章で構成されています。

第一章 人間とは

第二章 人生とは

第三章 男と女とは

第四章 子供とは

第五章 あの世とは

第六章 長寿とは

まさに、シニアになった今、ピッタリの内容です。

これまで書かれた多くの著書の中から、抜粋された文章で構成されています。

「老いの時間は死と親しむためにあり」ー不敵雑記 たしなみなしーより

「エネルギーの涸渇」ー女の怒り方ーより

「人生最後の修行の時」ー老い力ーより

この本のキャッチは、「悩みの量こそが人間の深さ」

歯に衣着せぬ、愛子さんの物言いは、心の中がすっきりとします。

言いずらいことを、相変わらず、言い放ってくださってる。

まぁ、中には、「そうかな・・・?」と自分の考えと異なる面も多少ありますが。

まだまだ、年を重ねているのに、人の目を気にして、自分の目を泳がせながら、自信なさげに生きている私には、できない。(;´д`)トホホ

だからこそ、愛子さんが代弁してくださっているような気がするのです。

愛子さんからすれば、「もういい歳なんだから、自分の言葉で語れよっ💢」と怒られそうですが・・・(笑)

本棚には、似たようなタイトルの本がたぁくさん。

主なテーマは、「生きること」そして「死ぬこと」

人生の危機に直面し、悩んで、考えているときは、深くて、重い本を好んで読んでいました。(本の重量と違いまっせ(笑))

フランクルや、鈴木大拙、エリザベス・キューブラー・ロス等々。

「生きること」を知りたい、考えたいと思っていたのです。

難しくても、過酷な試練に直面すると、どうしても人間とか、人生の意味とかを真剣に考えたくなりました。

結論の出ない答えを本の中に、必死に探していたのかな。

悲しいかな、最近は、読書量が極端に減ってしまいました。

中でも、あまり、深く人間を掘り下げる本からは、遠ざかっています。

残り少ない人生を、軽やかに生きてみたいと思っているのかな?

それとも気力、体力の不足も関係しているのかな?

軽く、微笑みながら読んだ本や、うーんと唸りながら読んだ深くて重い本。

シニアになったからこそ、もう一度、読み返してみてもいいかな・・・と考えています。

当時と今の私の受け止め方や、いかに。

新しい本を買うと荷物が増えるし、年金生活に入ると、節約の生活を強いられるだろうから、

処分する前に、本棚の中にある、かつて読んだ本を再読するのもいいかな・・・。

本棚の整理と人生の整理。

残りの人生、楽しみながら、進んでいく事にします。

緑内障の治療をしながら、近視、老眼、乱視と戦いながら、かくして、今日もアーモンドの1日は、過ぎていくのです(笑)

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