先月、倉本聰さんが亡くなられました。
「北の国から」の大ファンで、リアルタイムの我が子の成長と、純、蛍の成長を重ねて観ていました。
家族の愛や人間の不器用さを見事に表現されていて、心に響いたことを思い出しました。
見逃していた「風のガーデン」
他にも、倉本氏のドラマ観たいな・・・
人間を描く作品に触れたくて、見逃していたドラマを探しました。
「風のガーデン」という2008年に放映されていたものを見つけました。
当時、ワンオペ時代にドラマを観る余裕が全くなかった・・・
緒形拳さんや中井貴一さんのファンでもあり、
これは、観なきゃ!と早速、FODに会員登録。
・・・・・・・
人間の弱さ、情けなさ
人生の辛く苦しかった出来事が、ドラマと見事に一致、最終回には、鬼の目に涙😢
膵臓がんで余命宣告を受けた麻酔科医・白鳥貞美(中井貴一)が、絶縁していた家族と向き合うために故郷・富良野へ戻る姿を描いた、生と死をテーマにしたヒューマンドラマ
Wikipediaより
2008年と言えば、私は、仕事をしながら、不登校の息子に悩み、心理学を学んでいた時期。
ドラマを観る時間は全くなかった。
今回、観て、我が人生と重なる場面が多いのことに驚き、辛かった時期を思い出しました。
貞美(中井貴一)は・・・・・女好き・・・・これは、もう持って生まれた性分なのかなぁ。
本人もチャーミングで、女性からモテるのでしょう。
わが父と重なります。
私の幼少期から、父には途切れなく女性の影が・・・😢
母は悩み、精神的に病んでしまいました。
ドラマの中の貞美は、妻が自死をした後も、不倫相手(伊藤蘭)と同じ職場で働いてます。
不倫相手(伊藤蘭)の夫は、貞美の親友(そんなアホな💢💢)
彼女(伊藤蘭)は、余命が少ない貞美(中井貴一)の看病をしたいと、貞美の父(緒形拳)に願い出るのです。
ここで、私の怒りが爆発!
なんて、自己中心的な奴💢💢💢
自己満足のための看病、自分勝手な奴💢💢💢
父(緒形拳)の「最期は家族だけで看取ります」との言葉に、「ほっ!」
倉本聰って、人間の汚いところ、弱いところ、自己中心的なところも全てドラマの中に表現されるのですね。
そこが、彼の作品の魅力。
生身の人間だって、完全に良い人なんていない。
誰にも弱い面があり、情けない面があり、暗い面がある。
そこを描いているところに、私は魅かれるのかも。
許すということ
娘(黒木メイサ)に叔母(母の妹)が「あなた、まだお父さんを許していないの?」と聞く場面がありました。
「お父さんだって苦しんだんだから、もう許してあげなさい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
母側に立つ叔母からの言葉
私も同じ経験をしました。
私も叔母(母の弟の嫁)から、同じようなことを言われました。
そして、兄からも。。。。。
許せない!
そんな自分をどこかで許せない(←ややこしくてm(__)m)
アンビバレンス(両価性・両面価値)な状態の私。
人間って、複雑。
人間を、しかも、家族を「許せない」状態で生きるのは、ホントは、とっても辛い事。
私の場合は、結婚をして子供を育て、人生を重ねるうちに、自然に父を許すことができました。
『父を許す』なんて、書いて、・・・ホントに傲慢な娘だと思うのですが。
家族は、複雑な人間の集まり。(社会も一緒ですが)
色々な感情が揺れながら、時が流れてくのだとドラマを観ながら思いました。
終末期について
もうひとつ、我が人生の辛い出来事と重なったのは、貞美(中井貴一)の終末期。
薬を身体に入れても、すぐに襲ってくる強烈な痛み。
夫の闘病期間と重なりました。
痛くて、本当に痛くて、我慢できそうにない姿。
傍に、いる私も辛い😢
夫は、身体的にも、精神的にもボロボロ。
普段は、辛過ぎて、思い出すことはなかったんだけど。
強烈なシーンが続き、人生で一番つらかった時のことが蘇りました。
亡くなる前の、息も絶え絶えの貞美(中井貴一)が発する言葉も、印象的でした。
死の恐怖に震えながらも、ぽつりぽつりと絞り出すように語る貞美の姿。
静かで厳かな時空間、名優二人によるシーン
貞美:「父さん……死後の世界って、あると思いますか?」
父:「分からんな……。でも最近、どうもあるように思えてきた」
人生で初めて経験する「死」を前に、私の夫も何を考えていたのか。
当時の私は、必死で看病し、
「家族(遺される私・長男・次男)のことは、何も心配しないで。大丈夫だよ。」と語りかけたこと、
ぼんやりと覚えています。
心配させたくなかった、安らかに見送りたかったので。。。。。。。。
ふっ
夫は何を思いながら、亡くなったのでしょうか。
その後、私は色々なことを知りたくて、グリーフケアを学び、スピリチュアルケアを学び、ホスピスで傾聴ボランティアを始めました。
緒形拳のセリフに「スピリチュアルペイン」という言葉が出てきます。
そんな専門用語もスピリチュアルケアを学び、知りました。
ドラマと出会ったのが、放映当時ではなく、人生を振り返るタイミングの「今」であったこと。
何か意味があるのかな。
少し、余裕を持って、ドラマと向き合うことができました。
緒形拳さんは、このドラマの放送開始の4日前に肝臓がんで急逝されたとのこと。
名優「緒形拳」の最期のドラマになったのですね。命を懸けた遺作でした。
大切な人の「死」を経験したときから、私の人生のテーマは、「生きること、死ぬこと」
まさに、このドラマと重なります。
思いがけず、出会うことができたドラマ『風のガーデン』
先日、遊びに行った北海道に、今でもドラマの舞台となった『風のガーデン』があるそうです。
撮影のために2年の歳月をかけて造られた「風のガーデン」
私の心に余裕が合った頃(夫が亡くなる前まで)は、ガーデニングが大好き。
猫の額くらいの庭の隙間(笑)に、色々な花を植えていました。
いつか、ゆっくりと訪れてみようかな💕(早よ、行きや!時間ないで。←影の声(笑))
退職した来年7月か8月、新富良野プリンスホテルに行ってみようかな🪴🌸🪻🌹🌼
今のタイミングで良いドラマに出会えました。
今年の秋も、なかなかいい感じで時が流れています🍂


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