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☆悲しみの変容 時の流れと共に

グリーフケア
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諸行無常…世の中の全てのものは、一切変化し、変わらないものはない。。。

その通りだなぁ。。。

悲しみの形も変化していくように思います。

今日は、そのことについて、つぶやいてみます。

悲しみの特効薬、あればいい?

Twitterを覗くと、今まさに、人生のピンチにいる人たちの声を、目にします。

苦しい、悲しい、辛いと感じている人たちの多い事。

つくづく、どの人にとっても、生きることって大変なんだなぁと、あらためて思います。

死別直後の方に、この悲しみは、いつまで続くのでしょうか?と尋ねられることがあります。

私も夫と死別直後、強烈な孤独感や悲嘆に押しつぶされそうになっていました。

あれから23年。

私の悲しみの形もずいぶん変化をしてきました。

死別直後に、もがき苦しんでいた私は、ずいぶん楽になっています。

悲しみの形が変わってきたのだと思います。

いつかのブログにも書いてみましたが、残念だけれど、悲しみに特効薬はないのです。

死別直後の悲しみは、波のように行ったり来たり。

楽になったかと思うと、また、次の波がドーン!

そんな日々を繰り返しながら、時が流れていくのですね。

そして、特効薬がない分、ゆっくりと悲しみに向きあってきました。

ゆっくりと向き合ったからこそ、その悲しみが愛おしくなったり。

不思議です。

開けられなかったアルバム

ずいぶん、長い間、幸せだった頃のアルバムを開くことができませんでした。

夫がいて、子供たちがいて、とても幸せだった日々の記録。

開ける勇気がでなかったのです。

長く時間がかかったような気がします。10年くらいかかったかな?

気が付くと、アルバムを見ることが平気な私がいました。

無理やりアルバムを開かなくても、いつか、自然に見ている自分に気付く時がくるのですね。

「ア~、こんなに幸せな私がいたのだな」って、微笑みながら見ることができるから不思議です。

心の中が痛みではなく、暖かさで包まれながら、アルバムを開けるようになっています。

自分の人生、なかなか、幸せやん!って思いながら。

悲しみが溶け込む?

私のブログを読み返すと、愛する人との別れを経験した直後のことを書いたり、

今の私の生活の様子をつぶやいたり、色々な内容であることに気付きます。

今まさに苦しんでいる人もいるのに、こんなふざけた内容。。。どうかな?と思いながらも綴っています。

ホントの自分を書きたいのです。

地獄のような苦しさを経験した当時の私、そして、私の今。

いつの間にか、大声で笑っている自分に気付く日がきているのです。

「いつから? いつ頃から? 楽になるのですか?」と尋ねられても、わからないのです。

人の悲しみ方は、ホントに個別のものだと思うので。

私の場合は。。。。としか、答えることができません。

そして、私の場合は。。。。気がつけば、大声で笑っている自分がいるのです。

あの時の悲しみ、苦しみもホントの自分、そして、今の私もホントの姿。

私の中で、悲しみの形がずいぶんと変化してきました。

もし、今まさに、若い年齢で愛する人と死別を経験している人が、

このブログを見て、多少の違和感をもたれるかもしれません。

時が経過すると、こんなおちゃらけた内容をつぶやく日がきていると言う事、

そんな人もいると言う事実を知ってもらえれば。。。

そんな日が来るかも知れないと、そんな風に思ってもらえれば。

今でも、たまに、時をさかのぼり、あの頃のことを思い出します。

よく頑張ったな。。。。私。 

そんな風に俯瞰して当時の姿を見ることができています。

もがき苦しんでいたとき、本を貪り読んだり、悲しみを書きなぐったり、私なりの形で悲嘆と向き合いました。

悲しみの渦に巻き込まれないように、必死に生きてきたような気がします。

そして、今の私。

夫や母との死別で経験した悲しみは、「私」と言う人間の中に溶け込んでいる実感があります。

人生で経験した色々なことが、自分の中に溶け込んで、今の「私」がいるのかな。

もちろん、今でも、振り返るには、厳しすぎることもあります。

そこは、蓋をして、無理やり覗こうとは思いません。

覗きたい時がくれば、勝手に蓋が開くのかなと思います。

開かないまま、私の人生が終わるかも。

それは、それで良し。それが、ありのままなのだから。

諸行無常。

だから、生きていくことができるのですね。

悲しみの形の変わり方、当時の私、そして今の私についてつぶやいてみました。

今日もお付き合い下さって、ありがとうございました。では、また。

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