わが愛する夫のお墓は、南国土佐方面にあります。
そこで、静かに眠っているかどうかは、私には、わからないのですが、
往復12時間かけてのお墓参り。1年に一度だけですが、我が家の恒例行事となっています。
お盆でもお彼岸でもなく、11月のお墓参り。昨日、長男と行ってきました。
そんな1日のこと、今日は、つぶやいてみます。
我が家のお墓について
関西に住んでいるのに、何故?南国なのか。
夫は、大阪生まれの大阪育ち、両親が土佐の人なのです。
夫は、小さい頃から、夏休みになると、土佐のおばあちゃんチで過ごしたそうです。
何故ならば、大好きな海で1日中泳げるから。
おかげで、夫の泳ぎは💓最高!💓 バタフライ、クロール、素潜り、遠泳。
なんでもこい!でした。泳ぐ姿は、カッコよくて、私は、その姿にゾッコン!
ホンマに素敵な男性でした(←もう、ええっちゅうねん。笑)
そんな夫が大好きだった海の近くに我が家のお墓があります。
海が大好きだった夫もそこで、眠ることができれば・・・と遠いお墓に。
今も、引き続き、そのお墓で眠っている(はず。)
夫が元気だった頃は、お盆になると子供たちを連れて、家族4人でお墓参り。
墓参りの口実で、夫は、その期間、海と戯れ、水を得た魚にもどるです。
お墓の雑草か、雑草の中のお墓か・・・
なので、我が家の息子達も田舎と言えば、この土佐。
思い出深い地となっています。(今や、親戚も居なくなり、町全体も過疎化が進んでます;)
子供たちが小さい頃のお墓参りは、海水浴兼ねてお盆に、最近はあまりの暑さにお彼岸、そして11月へと日程が移っていきました。
我が家の1年1度のお墓。見るも無残な姿になっています。(泣;)
畳3枚分ほどの墓地は、草ぼうぼう、台風の多いエリア、枯葉🍂が山のように落ちています。
主な作業?は、草抜きとなります。真夏、いえ、お彼岸でも最近は、灼熱の南国。
木々の間から直射日光、蚊が、我が物顔で飛び回り、喜んで私たちの血液を・・・、散々な状態となるのです。(墓石付近からチョコッと現れる小さい蟹🦀、さすが海辺。とても、かわいいです)
そんなこんなの理由で、東京に住む長男の休みが取りやすく、熱中症の心配のない11月に、昨年あたりから、お墓参りの日程が変更されています。
墓参りの楽しみ
長男の運転で、早朝5時半、墓参り一行は、スタート。そして、当日夜の9時頃、我が家に到着。
弾丸墓参り(笑)
景色の綺麗な明石海峡大橋、大鳴門橋を通るドライブ、30年以上通う焼き肉屋での昼食、
道の駅でのお土産物色、喫茶「大菩薩峠」でのコーヒータイム(昨日は定休日)などなど。
お墓参りには、色々な楽しみがあります。
一番大きな楽しみは、日常離れて暮らしている東京の長男との会話。
色々な話ができる、親子時間。
大人になった息子の話を聞きながら、その成長に気付く時間でもあります。
これからのお墓事情。。。
いつかは、入ることになるのかな? このお墓に。
いや、無理だよね。いつまでも、1日かけての弾丸墓参り。息子達に負担はかけられない。
参るほうが、まいる。。。(←少し笑う所)
そろそろ、私が元気なうちに墓じまいを考えようと、何度か息子に持ち掛けたのですが、
なんだか、スッキリしない返事。
そっか~。このお墓は長男の思い出の土地。
幼かった時に元気だった父と海で思いっきり遊んだ思い出の地。
彼の大好きな心の中の故郷だったんだ・・・。
お墓がなくなってしまうと、帰省する口実もなくなり、たぶん足が遠のくことに。
もう少し、先延ばしにしよう。
いよいよ、足腰弱り、私がお墓参りできなくなった時、そのとき、考えよう。
そんなことを考えながら、楽しかった晩秋(それでも24度!)の弾丸墓参り。
墓参り出発時、仏壇に「行ってきます!」と声掛けし、お墓に着いて、「今年も来ましたよ!」
家に到着後、「ただいま!」と仏壇の夫に声をかける不思議な私。
いったい、夫はどこにいるのやら?(笑)
ま、いっかぁ。いつも、側に居ると言うことで。。。。
秋の1日のお墓参りドライブ。
よく喋り、よく聞き、よく働き(草抜き)、よき景色を見て、よく食べた秋の1日。
そんな1日をつぶやいてみました。
最後まで、お付き合いくださって、ありがとうございます。
では、また。
コメントなし