臨床宗教師と言う言葉、聞かれたこと、ありますか?
今日は、あまり聞きなれない「臨床宗教師」について、つぶやいてみます。
スピリチュアルケア
私の手元に、とっても分厚い本が、Amazonから届きました!
何度かブログにアップしたことがありますが、私に、スピリチュアルケア、グリーフケアを教えて下さった恩師、小西達也先生が書かれた本です。
タイトルは、『インターフェイス・スピリチュアルケア ー 永遠と対話の根源へ』
届いてから、まだ数日。
少しずつ、ブログで紹介できればいいかなと思い、読み進めています。
まずタイトル。なんだか難しいですね。
直訳をすると、「宗教、宗派を超えた、スピリチュアルケア」
スピリチュアルケア?
何それ?と思う方は、ブログ内の「スピリチュアルケアについて」を参考にしてください。
臨床宗教師とは
「臨床宗教師」は、被災地や医療機関、福祉施設などの公共空間で心のケアを提供する宗教者です。「臨床宗教師」という言葉は、欧米のチャプレンに対応する日本語として考えられました。布教や伝道を目的とするのではなく、高度な倫理に支えられ、相手の価値観を尊重しながら、宗教者としての経験をいかして、苦悩や悲嘆を抱える方々に寄り添います。 仏教、キリスト教、神道など、さまざまな信仰を持つ宗教者が協力しています。
東北大学 文学研究科 実践宗教学寄付講座より
上記の説明を参考にしてください。
私も研究所で一生懸命、勉強をしましたが、宗教者ではないので、ここには該当しません⤵
しっかりと、信仰心を持っている宗教者であることが大前提です。
お坊さん、牧師さん・・・これまでの印象は、どちらかと言えば、説法されたり、教義をお話されたりとの印象が大きいですが、臨床宗教師は、苦しい話、辛い話を傾聴、そしてケアをして下さる・・・宗教者ということです。
一方的に教義を説かれるのではないということ。
不思議なシンクロ
この「臨床宗教師」の名称の考案者は、岡部健医師です。
宮城県を中心に在宅ホスピスを運営する医療グループ「爽秋会」を創設し、末期がんの患者を在宅で看取ってきた緩和ケア医師です。
私が初めて、岡部医師を知ったのは、東北の震災後に放映された、NHK番組「こころの時代」
当時は、「こころの時代」の番組が好きで、毎週、見ていました。
ちょうど、研究所で小西先生から、スピリチュアルケアを教えてもらっていた時期です。
岡部健医師の番組をみて、感動した私。
先生に「震災のあった東北。その地で、緩和ケア医として働かれている素敵なお医者さんが番組に出ておらました! 番組を見て、感動しました!」と言うようなことを伝えました。
すると、小西先生、「アーモンドさん、岡部先生のこと? 今度、岡部先生の「爽秋会」で仕事をすることになったんですよ。」
ぎょえーっ!
またまた、シンクロしていました。
小西先生が日本に帰国、最初にチャプレンの仕事をされたのは、私が毎晩、CDで講話を聴いていた石垣靖子さんのいる東札幌病院。
その後、グリーフケア研究所で私たちを教えて下さり、次に仕事をされることになったのが岡部健医師の「爽秋会」
狭い世界なので、「あるある」の出来事がかも知れませんが、私は、とっても不思議な感覚を覚えました。
(それがどうした?って話なんですが・・・笑)
私個人の中で、「一本の線に繋がった不思議」に感動したということで・・・
(それだけなんですが・・・笑笑)
岡部医師は、ご自身も癌を患い、その後、まもなく2012年に逝去されました。
もう、10年以上も経ったのですね。
まだまだ、一般には、聞きなれない言葉、スピリチュアルケア。
これからも、時々、ブログで、発信していけたらいいな!と思っています。
そして、とっても、深い内容の『インターフェイス・スピリチュアルケア』
少しずつ、そして、丁寧に読んでいきたいなと思っています。
また、本のこと、ブログにアップできたらいいなと思っています。
今日は、少し聞きなれない言葉、「臨床宗教師」について書いてみました。
今日も最後まで、読んで下さって有難うございました。
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