コメントなし

Recent Comments

表示できるコメントはありません。

☆悲しみかたのいろいろ

グリーフケア
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村

10月に入ったと言うのに、まだ暑さが少し残っている今年の秋。

どこからともなく、漂ってくる金木犀の香りに、秋の気配を感じ、少しほっとします。

夏が過ぎ、秋が来る。。。。若い頃から、落ち着いた秋が大好き!

でも、ちょっぴり、物悲しく感じるのは私だけでしょうか。

今日は、悲しみかたの色々について、つぶやいてみたいと思います。

死別直後の悲しみにもいろいろ・・・

死別直後、「涙って、こんなに流れるんだ!」と自分の涙の量に驚きました。

何をしていても、涙がざぁざぁ、零れてくるのです。

プールいっぱいの涙が流れたかも・・・・と思うくらいでした。

涙そうそう・・・死別した翌年、大ヒットした歌です。

涙そうそう、涙ざぁざぁ、そのとおりでした。

一方、涙が出なくて、悩む人も。

長男は、「悲しいのに涙がでない、自分は冷たいのかな?」とつぶやいたことがありました。

悲し過ぎて、涙が出ないと言う話も聞きます。

人の数だけ、悲しみの表れかたがあるのだと思うのです。

不思議ですが、悲しみ方は、それぞれ。

涙が流れるから悲しい、流れないから悲しみ方が少ない。

そんな、単純なものではないんですね、きっと。

人間の不思議、人間の複雑さ。

遺族会で聞いた、夫婦の悲しみ方の違い

遺族会に参加して感じたことがあります。

子供を亡くした夫婦の悲しみ方が違うと、口にされた方が少なからず、おられました。

今の時代、男性、女性と分けて考えるのも少し問題があるのかも知れませんが、

比較的、男性は悲しみを表に出されない方が多いように感じます。

そこで、夫は悲しんでいないと勘違いする妻も。

「男は人前で泣くものではない。」と小さい頃から言われて育てられた影響なのかな?

遺族会に参加されていた女性が語られたことがありました。

「最初、夫は悲しくないのかと疑ってました。でも、ある時、

大きな騒音がする焼却炉の横でひとり、大声を出して泣いている夫をみつけました。

同じように悲しんでいることを知り、ほっとしました。」と。

一人だけになった時に号泣した兄

また、私も同じような経験をしました。

夫が亡くなり、お通夜、お葬式。。。

次々としなければならない段取りを、全て私の兄がこなしてくれました。

お通夜のとき、悲しくて悲しくて、泣いてばかりいる私に、

兄から、「そんなに泣いてばかりいないで、頑張らないと!」と声をかけられました。

たぶん、悲しみにくれる妹の姿を見るのが辛かったのかも知れません。

(そんなん、言われても悲しいもんは悲しいねん!・・・・泣;)

後日、兄嫁から聞いたのですが、

通夜の後、自宅にもどった兄は、お風呂場で一人、大声で号泣していたと。

その声が、聞こえてきたと伝えてくれました。

義理の弟を亡くした悲しみ? 悲嘆のどん底にいる妹を思う涙?

私の前では、決して涙をみせず、たんたんと段取りを進めてくれていたのに。

その話を聞き、なんだか、有難いなと。

悲しみの中にいる私でしたが、それを聞いて、少し嬉しく感じました。

悲しみ方もいろいろ。

涙が流れるときは流せばいい。流れなければ、それもいい。

無理せず、あるがままの悲しみ方ができるといいな。

人の数だけ悲しみ方があっていい、あるがままの悲しみ方でいい、

そんな風に思っています。

金木犀の香り、秋の気配の中で感じたこと、今日はつぶやきました。

最後まで、読んで下さってありがとうございました。

では、また。

タイトルとURLをコピーしました