何気なく、投げかけられた言葉。
その言葉がしっくりこなくて、モヤモヤしたことって、ありませんか。
私もずいぶん前のことになりますが、そんな経験をしました。
今日は、その言葉についてつぶやいてみます。
かわいそうな人・・・???
夫と死別してから4か月。新しい職場が決まり、少しホッとした頃のことです。
設立したばかりの小さな会社の正社員。
入社直後、本社(親会社)の会長に、挨拶に行った時のことです。
これまでの私の履歴など聞かれ、今年に入って夫と死別したことなどを話しました。
「そうなんや。それは、それは。大変やったなぁ。」と言って下さいました。
そこまでは、良かったのですが、他の従業員に私の紹介をした際、
「うちの会社に入社がきまったアーモンドさん。ご主人を亡くされたばかり。とても、かわいそうな人や。みんな、よろしくしてやってや。(大阪弁)」
(え~っ!!!!? なんてっ! 私って、かわいそうな人なの?) ← 心の声
モヤモヤ・・・なんとなく、腑に落ちないけど。。。。(かわいそうな人・・何度もリフレイン~)
ここは、なんとか笑顔で会釈。「よろしくお願いします」と言ったはず。(←昔過ぎて、うろ覚え。)
これからお世話になる方々、第一印象が大事と我慢、我慢!笑顔で大人の対応!(←えらいぞ!私)
けど、何故か、すっきりしなかったことを覚えています。
かわいそうな人? いや、幸せな人です。
言われたことが頭の中で、リフレイン!
「私はかわいそうな人?」 他人から初めて投げかけられた言葉。
あらためて、考えてみました。
かわいそうな人・・・・いや、違う! 違うぞ!
死別は、辛く、悲しく、苦しい出来事では、あったけれど、
私は、かわいそうな人ではない!!!
生まれて、今まで生きてきて、こんなに愛する人と出会えた!
別れは、辛い経験には違いないけれど、彼に出会えたこと自体、とても幸せな事やん!
そして、こんなに辛く、苦しく、そして悲しく、寂しい思いをするのは、
愛していたからこそ。(←何度も言っちゃってすみません;)
会長からの言葉は、自分を振り返るきっかけとなりました。
言われるまで、ほとんど、考えてもみなかったのですが、
結婚していた期間は、16年間と短かったかも知れないけれど、
心から愛する人(←再び、すみません。しつこくて!)と出会えたことは、幸せ!に違いない。
皮肉にも、モヤモヤした言葉「かわいそうな人」と言われて、初めて自分の「幸せ」に気付くことができました。
こんなに愛せる人と出会えたんだから、私は、「かわいそうな人」と違う!
言葉の使い方
かわいそう・・・そんな言葉を初めて、自分に向けられて、不快な気持ちになりました。
まぁ、言った方は、悪気なく、発したのだと思います。
でも、この言葉、要注意!
上から目線、または、憐れな人・・など、無意識に感じて、発してしまうのかも知れません。
正直、そう思われていたのだと思いますが。
それ以降、この言葉を他者から、向けられたことはありません。それでも、今でも忘れず覚えているのは、私が執念深い(それも、ややあるのか?笑)のではなく、他者から、憐れみを持たれた不快感が強烈だったため。
でも、気を付けないといけないと自分自身にも、言いきかせています。
とても辛そうな経験をされた方に、「かわいそう!」と決めつけることは、していないか。
その傲慢さに気付かないと。。。
自分に向けられて、初めて知った不快感。
まぁ、自分を振り返り、自分の幸せに気付けたのですから、良い機会でもあったのかな?
と今は、良いように考えています。
言葉の使いかたって、大事ですね。
私も何気なく発してしまう言葉。
受け取る相手がどんな風に感じるのか、気をつけないと。
ずいぶん前に向けられた不快な言葉。
今日はその言葉について、つぶやいてみました。
最後まで読んで下さって、有難うございます。では、また。
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