『あぁ、面白かったと言って死にたい 98歳愛子の箴言集』という本をAmazon kindleで読みました。
これまでの佐藤愛子さんのエッセイから、チョイスされた言葉が集められています。
シニアになった私も、興味があり、覗いてみました。
孤独寂寥に耐える
初っ端から、ズッキリ! 笑
「人間すべて老いれば孤独寂寥に耐えねばならないのである。しっかり耐えることが人生の総仕上げなのだ」
なぁるほど。
でも、まだ、現役で働いているので、孤独寂寥の境地ではないな。。。(アーモンドこころの声)
も少し先かな・・・
いずれ、訪れる「孤独寂寥」
未亡人=シングルシニアの私。これまでも少しずつ予行演習してきたように感じてます。
いけそうな気がしてるけど…果たして・・・どうなることでしょう?
迷いの原因
次の言葉「迷いの原因」
「若いうちは迷いが多いと言うが、それは間違いである。年をとると迷いが増える。色んな経験をして、色んな人の気持がわかるようになるということが、この違いの原因なのである」
まさに! 同感!
ここは、とってもわかります。
色んな立場があって、角度を変えると自分の意見に迷いが出るのです。
「こうだ!」と胸を張って言うことが、少なくなってきています。
愛子さんの言葉に、大いに納得しました。
次々と、言葉が続きます。
中には、「そんな考え方もあるわな」と思ったところもあったけれど。←偉そうでm(__)m
気に入ったところは、しっかりと付箋。(電子書籍も付箋が貼れるのです♬)
「こころのヒダ」と「顔のヒダ」
「こころのヒダがのっぺらぼうの幸福は、果たして真の幸福といえるだろうか」
ホンマ、そう思うのです。私も。
愛子さんは、語ります。
「精神の苦しみは手っとり早く解決してしまってはならないものである。全ての人が幸福になるのは言うまでもなくよいことだ。しかし、心のヒダがのっべらぼうの幸福は、果たして真の幸福といえるだろうか」
できることなら、避けたい出来事、
人生にはたぁくさん、あります。いや、ありました。こんな私にも。
嵐の真っただ中、苦しみ、もがき、考え、学び、そうしている内に、こころにヒダができたように思うのです。
悩み、苦しむ。。。そうすると考えるのです。色々と。
答えがあっても、無くても・・・考える。
自分の人生から学ぶこと、たぁくさん、あるのですね。
「何も悪い出来事が起こらない人生の幸せ。最高やん!」
実は、私も若い時は、そう願っていました。
いや、偉そうに言うけど、今でもそう思ったり。。。
でも、なかなか・・・人生は、思うようには、いきません。
いつの間にか、時は流れ、心にヒダができたように思います。
おまけに、顔の皮にもヒダが・・・←またまた、余計なことをm(__)m
今日は、老境に差し掛かると、人間はどんな風に感じるのか・・・
昔、よく読んだ愛子さんの本を読み、感じたことを書いてみました。
お付き合い下さって、ありがとうございました。
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