ひらひら舞い落ちる桜の花を見ながら、ふと、考えてみる。
私が、ひらひらと舞い落ちる日・・・
いつか、私にも必ず訪れる「死」
「今なら、どうかな?」 と。
宗教学者の山折哲雄先生の講義を何度か受けたことがありました。
当時80歳代だった先生が、「今、死ねるか」と自分に問うてみると仰っていたことが印象的でした。
その頃、50代だった私。
あまり、自分ごととして考えていなかった。。。。。
死と年齢は必ずしも関係ないと思うけれど、やっぱり、人生終盤に入る今、山折先生がご自身に問いをされたこと、少しは、わかるようになってきました。
今なら・・・・・
思い起こせば、ホントに、ずいぶん、長く生きてきました。
うっすらと記憶があるのが、箕面の実家で過ごした幼少期。
写真はどれも、白黒。 わたしの記憶もセピア色。
そこから 60年以上の時が流れて・・・・・
いやはや、ホントに、長く生きてきました。
少し気がかりは、やっぱり、息子達の事。
まだ、親にとっては、不安な面があるけれど、
きっと、息子達は、自分の人生を生きていくだろう・・・。
なので、彼らの心配をしても始まらない。
信じよう。いや、信じるしかないかな。。。
自分の人生をしっかりと歩いて行ってくれると。
両親ともに、あちらの世界に逝ってしまっている今は、介護の心配もいらない。
こうやって、少しづつ、役割を終え、自分自身の「欲」を手放し、やがて、生を終えていくのかな。
人生半ば、働き盛りの年齢で、亡くなった夫のことをふと考えてみる。
まだまだ、やりたいこと、たくさん、あっただろうな。
何より、息子達の成長を見ることができなかったこと。
家族を守ることができなくなってしまうこと。
早逝した母もやっぱり、同じような気持ちだったかも。
たくさんの心残りを抱えたまま、あの世に旅立ったに違いない😢
それを思うと、ここまで、しっかりと生きて来られたことに感謝です。
そろそろ・・・少しづつ、終活を始めなければ・・・
そんな風に、舞い落ちる花びらをみながら、ふと、思ったのでした。
🌸 散る桜 残る桜も 散る桜 (良寛和尚) 🌸
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