これまでも水俣をテーマにブログを書いたことがあります。
映画「MINAMATA]、そして「水俣曼荼羅」を鑑賞したり、
石牟礼道子さんが書いた「苦界浄土」を読み、水俣病患者と家族の苦しみを知りました。
水俣病は、1956年に公式発見されました。
工場からの排水に含まれた有機水銀の影響で、水俣湾の魚介類を食べた方たちに神経麻痺がおこった公害病です。
1956年は、私が生まれた年です。
67年。
67年間も患者、家族が苦しまれ、今もなお、補償問題は続いています。
そして、先日の環境省の懇親会でのマイクオフのニュース。
ふーっ。
溜息しか出ません。
私が昨年観た映画『水俣曼荼羅』は、6時間12分と長時間で水俣病が描かれていました。
それでも、あっという間の時間だと、感じたのです。
70年近くの苦しみを描くわけですから、それでも、時間が足りないのかも知れません。
今回、その苦しみを聴くとされた懇親会、1団体に与えられた時間は3分とのこと。
3分…(カップ麺か😢⤵)
そして、3分を超えた時点で、マイクをオフにする・・・・・・
最初から、形だけの懇親会だったのでしょうか。
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少し心配になったのは、環境省の職員たちのこと。
この行為に、何の異常性も感じなかったのか。
マイクを切る行為に違和感を感じないとするなら・・・
大丈夫?
何が大切かが、最早、判断できないとなっていたら・・・
それはそれで、…心配をしてしまう。
仕事をこなしていく事だけを優先にして、感覚が鈍っていたとしたら、大丈夫か?
本来の仕事の、懇親会の意味を再度、考える余裕を持ってほしい😢
人間によって、汚染された水俣の海。
今回の騒動でも、自然界が、人間界を見つめながら、つぶやいているかも知れない。
人間たちのこれからを心配して。
「あんたたちは、大丈夫か?」と。
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