わが家のお盆、仏壇の中はシンプルです。
浄土真宗では、既に、魂は、極楽浄土で往生できているので、(先祖が帰ってくることを前提に)お盆に仏壇のお供えを準備することはないとのこと。
わが家は浄土真宗なので、特別な準備はしていません。
楽をさせてもらっています(笑)
宗派によって、それぞれなんですね。
仏花だけは、お盆に向けて、母が大好きだったホオズキが入っています。
オレンジ色のかわいい空洞の中に、魂が入ってお盆の間、過ごすと聞いたことがあります。
ホオズキの中に、夫や母や父がいるのかな?(密度高すぎ。狭すぎる(笑))
お盆は、過去の悲しい出来事があった日と重なります。
1985年8月12日は、日航機の墜落事故が起きました。
39年前。
当時は、連日、衝撃的な、悲しいニュースを報道していました。
犠牲になった方は、520名。
520名、それぞれの人生が、その日、突然、途切れてしまいました。
そして、遺族や友人など、たくさんの方が、突然の別れを余儀なくされました。
その年は、特別、悲しいお盆でした。
先の戦争の終戦の日は、8月15日。
310万人の日本人が犠牲になったとされています。
私が、小学生時代は、8月15日の正午になると、どこにいても、戦争で犠牲になった人たちの、冥福を祈り、手を合わせた記憶があります。
お盆休みで旅行に出かけることもありましたが、旅先の船の中で、手を合わせたことをうっすらと記憶しています。
遊びに行った場所は、覚えていませんが。
たくさんの犠牲者がいて、悲しい歴史を背負っているのに、世界を見渡せば、まだ争いが続いています。
学習能力、なさ過ぎです😢
悲しい歴史が、お盆に、重なるのは偶然でしょうか。
個人的には、8月11日は、母の命日です。
私が人生で初めて、愛する人を、突然、失った日です。
今年でもう、50年になります。
私も、すっかり、母の年齢を越してしまいました。
亡き人の御霊は、今、どこにいるのでしょうか。
かわいいけれど、ほおずきの袋の中では、狭すぎます。
すべての御霊が、会いたい人、行きたい場所に、自由に訪れることができますように。
この世とあの世。
見える世界と見えない世界。
どこかで繋がっている(もしくは、重なっている)と信じて。
今年もまた、お盆が、やってきました。
暑い暑いお盆です。
みんなが、亡き愛する人の御霊と再会できますように。
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